Deブランコ古傷再発…肉離れで抹消へ

 「交流戦、ソフトバンク4-2DeNA」(14日、ヤフオク)

 衝撃が走った。七回、DeNA・ブランコが右中間フェンス直撃の一打を放ち、一塁を回ったところだった。左太もも裏を押さえて、顔を苦痛にゆがめて、足を引きずりながら懸命に帰塁。プレー続行は不可能となり、そのまま代走を告げられた。

 同箇所の肉離れのため、4月17日から1カ月間戦線離脱していた。「前回とまったく同じ箇所。もともと100%じゃないと分かっていた。ただ打って次の塁を狙ったときに、そのことは忘れていた」。肉離れ再発の疑いを口にした。

 中畑監督は厳しい表情。「軽傷ということにはならない。あした決まるけど、あの感じだと登録抹消しないといけない」と重症を示唆。ブランコも「じっくり治して早く戻りたい」と話した。

 最下位からの巻き返しを狙うチームにとって、主砲の離脱は大きな痛手。中畑監督は「グリエルが4番になる。ウチの中で空気を変えてくれるバッターだからね」と代役に指名。外国人枠の問題で2軍落ちしていたモスコーソも先発に復帰する。

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