西武の田辺徳雄監督代行（４８）が５日、「規制緩和」を打ち出した。無期限休養を発表した伊原春樹監督（６５）は茶髪やひげを禁止し、ユニホームのズボンの裾の長さも規制していた。しかし田辺監督代行は「選手に気持ちよくプレーしてもらいたい」との方針を示した。

　伊原監督の規制には、選手から反発の声もあった。前夜の休養会見後には、選手の声を受けた栗山主将が田辺監督代行の元を訪れ、規制緩和を要望。田辺監督代行は「フラストレーションになっていたのでは。（栗山には）容認の方向で考えるから、待っていてくれと伝えた」と話した。

　田辺監督代行はこの日、西武第二球場を訪れ、２軍首脳陣や選手らに報告。「１、２軍がしっかり連携を取り合い、状況を打破していこう」と伝えた。