オリ糸井初4番弾!超人にケガも無関係

 「交流戦、オリックス5-0ヤクルト」(3日、京セラ)

 ケガの痛みも自打球の恐怖も、オリックス・糸井には関係ない。初回、2死二塁の好機で初球をたたき、右翼上段席への7号2ラン。「初球からいこうと思っていた。先制できてよかった」と笑顔をみせた。

 今季は1試合2発を含め、本塁打を放った6試合すべて勝利。この日はプロ通算6度目の先発4番出場で、初の本塁打だった。

 1日の巨人戦で自打球を顔に当て交代。下唇の内側を3針縫った。裂傷の具合を聞かれると「血が止まれば大丈夫。全然しゃべれないけど」と、口をもごもご。食事は「スプーンで(食べ物を)奥まで入れてる」と、抜糸まで1週間から10日間は苦心が続く。

 2月に痛めた右脇腹も万全ではない。だがユニホームを着れば不安を一切出さないところが、糸井の超人たるゆえんだ。4打席全出塁の2打数2安打1盗塁と大暴れした。

 森脇監督も「巨人戦で交代して悔しかったろうと思う。こういう形で結果を出してくれて頼もしい」と主軸の働きをたたえた。

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