オリ西 開幕連勝はナゴヤでオワリ…

7回裏2死二塁、ルナの中前打で先制点を許し、しゃがみ込む西
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 「交流戦、中日1-0オリックス」(28日、ナゴド)

 オリックス・西の開幕からの連勝は8で止まった。今季自己最多の9三振を奪い被安打3、無四球。しかしスコアボードには、0‐1という残酷な数字が残された。

 顔を真っ赤にして、無言でバスに乗り込んだ。球団を通じ「ピンチを抑えることができず、チームが連敗してとても悔しい。次は勝ちにつながる投球ができるよう、頑張ります」とコメントした。

 唯一にして最大のピンチをしのげなかった。七回、簡単に2死を取ったが森野に左翼線二塁打。高山投手コーチと内野陣がマウンドに集まった時も落ち着いた様子で、ルナとの勝負を選択。結果は中前への決勝打だった。

 しかし失点を引きずらず8回を投げ切り、最後の松井雅を見逃し三振に取った。この日最速の146キロ。逆転を信じた意地の1球だったが、チームは完封で連敗となった。

 ナゴヤドームでの中日戦は2011年6月19日から1分けを挟み5連敗。森脇監督は「気にしていない。年が変わればチームも変わる」と切り替えた。西について「今後も際どい試合を投げなければいけない。生かしてほしい」と話した。

 破竹の勢いで球団記録の8連勝を築いた右腕は、この悔しさからさらに大きく成長するはずだ。

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