東大またワースト更新…大敗で72連敗
「東京六大学野球、早大14-0東大」(4日、神宮)
東大は0‐14で早大に敗れ、前日にワースト記録を更新した連敗は72に伸びた。早大は連勝で勝ち点3とした。明大は法大に5‐3で競り勝ち、1勝1敗とした。
リーグワースト連敗を記録した東大の負けが止まらない。巨人OBの桑田真澄特別コーチが見守る前で、不名誉な記録は72に伸びた。投手陣は13四死球で自滅し、ヒットはわずか3本。浜田一志監督(49)は「数字の呪縛は解けていると思うが、自信喪失になっている」と冷静に現状を見つめた。
試合後のミーティングに参加した桑田さんは「戦力に開きがある。だからといって勝負をあきらめてはいけない」とチームを鼓舞。3番手で登板した最速145キロの2年生右腕・山本俊は「『打たれたのは甘い球。練習からもっと厳しくやるように』と言われました」と出直しを誓った。
浜田監督は「こういうときはラッキーボーイやヒーローが出てこないと…」と、神にもすがる思いをのぞかせた。