慶大、優勝に王手!竹内が逆転弾

 「東京六大学野球、慶大2-1早大」(31日、神宮)

 慶大が先勝し、6季ぶり34度目の優勝に王手をかけた。内臓疾患で入院中の竹内秀夫監督(59)の長男・竹内惇内野手(4年・慶応)が、決勝の逆転2ランを放った。加藤拓也投手(2年・慶応)が1失点完投で今季4勝目。慶大は早大戦の連敗を6で止めた。

 勢いに乗る慶大が、今秋ドラフトの目玉ものみ込んだ。1点を追う七回1死二塁。竹内惇が「内に絶対来ると狙っていた」という早大・有原の148キロ内角直球を捉え、右翼席に放り込んだ。値千金の逆転弾。3万3千人の大歓声を浴び「本当に気持ちよかった」と笑みをこぼした。

 昨年までリーグ戦無安打だったが、最終学年で覚醒。打率・400、9打点はチーム2冠王だ。江藤省三助監督(72)も「竹内サマサマ。ずっとチームを引っ張ってくれている。不思議な力が発揮できている」とうなった。

 父から早慶戦の思い出を聞いた記憶がないという竹内惇は「活躍してないからでは。僕の勝ちですね」と、いたずらっぽく笑った。今季の主役が活躍してV王手。療養中の指揮官に、最高の知らせを届ける。

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