池田“やまびこ旋風”再現へ連勝発進

 「練習試合、川内4‐10池田、池田4‐1鶴丸」(8日、小野公園野球場)

 高校野球の対外試合が8日、解禁となった。27年ぶりセンバツ出場で注目される池田(徳島)は鹿児島に遠征し、川内に10‐4、鶴丸には4‐1と連勝、上々のスタートを切った。

 手応えとしてはまだ“プチやまびこ”かもしれない。しかしエースとクリーンアップ頼りだった池田の打線は、パワー、集中力ともに昨秋から大きく進化。エースの名西宥人(2年)も従来の安定感に新球も加わり、投打のバランスの向上を強く印象づけた。

 解禁初戦となる川内戦では、2点リードの六回2死満塁で、名西が遊撃の頭上を破る2点適時打。

 これで勢いづくと再び満塁から、昨秋は出番がない中、急成長で1番・中堅に抜てきされた佐藤、そして2番・高井が痛烈な連続二塁打。さらに不動の4番・岡本にもタイムリーが飛び出し、一挙6点。

 名西は直後、「腕の振りがもうひとつで、それを気にしすぎて」四球から1点を失ったが、この回途中まで2安打1失点。このオフに練習を始めたスプリットも「1球、いいのがあった」と収穫を得てのマウンドだった。

 鶴丸戦でも三回に9番から3連続の長打で4得点と、打ちだしたら止まらない、池田らしい攻撃で勝利を呼び込んだ。

 岡田康志監督(52)も「打球が違ってきた。中軸以外でも得点が望めるのは大きい」と、“連勝発進”に笑顔を見せていた。

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