佑ちゃん 昨季0勝から復肩へ65球

 日本ハム・斎藤佑樹投手(25)が21日、千葉・鎌ケ谷2軍施設でブルペン入りし、捕手を座らせて年明け最多65球を投じた。昨季未勝利からの復活を懸け、ハイペースで調整の佑ちゃん。投球内容の良さに視察した2軍首脳陣らは賛辞を並べた。山田正雄GMも6勝を挙げたプロ1年目以上の活躍に太鼓判を押した。

 力感あふれる投球に首脳陣、球団関係者の視線を一身に浴びた。斎藤佑が鎌ケ谷で捕手を座らせて2度目の投球。スライダー、チェンジアップ、ツーシームなど持ち球を駆使して65球を投げた。

 昨年の同時期は右肩関節唇損傷により投げ込みは一切行わなかったが、今年はすでに肩は万全と印象づける内容だ。「僕の中でいい感じで仕上がって、調整できている」と手応えを明かした。

 ケガもあったが、初の未勝利に終わった3年目の昨季。その悔しさをバネに今季は年間通してローテ入りすることをノルマに掲げる。年明けは5日から投げ始め計8度目のブルペン。例年になくハイペースで投げ込んできた。「(皆さんを)安心させないといけないですから。やらなくちゃいけない」と言う。

 投球後は関係者が撮影した投球画像を入念にチェック。指先にボールがかかることを意識しており、「いい感じです」と胸を張った。

 そんな佑ちゃんの投球に周囲は絶賛の嵐だ。伊藤2軍総合コーチが「ボールのキレもいいし、ローテ入りを期待させる」と振り返れば、山田GMは「(1年目以上の)活躍の期待を抱かせてくれた内容」とうなった。昨年とは見違える投球を見せる男が復活の予感だ。

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