ソフト本多、キング式トレで40代現役だ

 福岡ソフトバンクの本多雄一内野手(29)が40代現役構想をぶち上げた。13日、初めてグアムで行った自主トレの最終日を公開。前日まで隣のグラウンドで練習していたサッカー元日本代表FW、三浦知良(46)=J2横浜FC=のトレーニングを目で盗み、刺激を受けたことを告白した。キング・カズの練習メニューを佐賀県嬉野市で行う2次自主トレで取り入れ、自身も二塁手として長くグラウンドに立ち続ける考えだ。

 リゾート施設内の広場で行ってきた自主トレ。隣接する陸上競技場には、前日まで軽快にフットワークを鍛えているサッカー元日本代表の三浦がいた。Jリーグ最年長選手の姿に衝撃を受け、自らは“生涯二塁手”を誓った。

 「オーラが若く、存在感があった。カズさんみたいに長くやれるのがプロとしての一番のステータス。僕も動ける二塁手として、40代まで(現役を)続けたい」。元盗塁王らしく練習メニューもちゃっかり「目」で盗んだ。ステップや小さなハードルを使った足踏み走にジャンプ…。2月で47歳になるにもかかわらず、昨年も2得点を挙げるなどJ最年長ゴールを更新し続けるストライカーの秘訣(ひけつ)に迫った。

 「歳をとってもああいう練習をするんだ、と。野球も鍛えるだけでなく、キレを出す細かな動きは必要。僕は試合でちょこまか動かないといけないし、(2次自主トレを行う)嬉野で取り入れたい」。以前から瞬発系のメニューを練習に組み込むかどうかを模索していたが、大ベテランの動きを見て決断した。

 2010年に59個、11年に60個で2年連続盗塁王を獲得したが、翌年から34個、22個と激減してタイトルも手放した。出塁時にリードして投手を揺さぶる動きやスタート、帰塁などの動きが遅くなったことを実感したという。

 「体のキレが出ればまた速くなる」。グアムの収穫を手に、帰国後に行う嬉野での2次自主トレでは瞬発力を高めることを主眼に置く。

 グアム最終日は同じ俊足のロッテ岡田の考案メニューに従い、両足に刺激を与えた。カズ・ダンスに似たクロスステップ走では華麗な足さばきを披露。魂の火照りを忘れないうちに、嬉野でキレを磨き上げる。

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