ハム栗山監督、中田に“三冠王”指令

 日本ハム・栗山英樹監督(52)が27日、札幌市内での球団仕事納め後、中田翔内野手(24)に来季の三冠王奪取指令を出した。「僕が探りきれないくらいの能力があるんだから、数字上全てにおいて一番の成績になってほしい」。不動の4番に高いハードルを課した。

 まだまだ物足りない。8月下旬の左手骨折で36試合の欠場を余儀なくされる中、リーグ2位タイの28本塁打。打点こそリーグ12位タイの73打点にとどまったが、リーグ8位の打率・305は自己最高だった。だが指揮官は、「こんなところで足踏みしてはいけない」とさらなる高みを求める。

 来季から本格的に三塁に挑戦する。「4番・サード」を定着させるためにもキャンプでは特守を数多く課すことを検討している。「中田で勝ったと言わせないと」。チームの命運を握る主砲が打撃タイトルを総なめすれば、必ずチームも頂点に立つ。

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