王会長、大補強チームで「勝ち抜け」
所用でヤフオクドームを訪れたソフトバンク・王貞治球団会長(73)が20日、チーム内競争の激化を歓迎した。中田、鶴岡のFA移籍組に加えてスタンリッジ、ウルフ、サファテら新外国人投手も次々と加入。李大浩の獲得も濃厚な現状に「競争は激しくなるが、各人がそれを勝ち抜いていってほしい」と底上げに期待を寄せた。
今季はV候補筆頭に挙げられながら4位。秋山政権となった2009年以降では初のBクラス転落と、まさに屈辱の一年となった。
要因の一つに王会長は「今年の先発は機能しなかった。キャンプ、オープン戦までは12球団一のはずだったんだけどね」と先発陣の不調を挙げ、「すべて期待通りとはいかないが、競争を勝ち抜き、相手と勝負してほしい」と立て直しを願った。