近大工学部無念…延長十回サヨナラ負け

 「明治神宮大会大学・準々決勝、大商大2-1近大工学部」(18日、神宮)

 準々決勝が行われ、大学の部で近大工学部(中国・四国)はタイブレークの延長十回、大商大(関西1)にサヨナラ負けを喫した。2連覇を狙う桐蔭横浜大(関東1)は逆転勝ち。高校の部は日本文理(北信越)、沖縄尚学(九州)が勝った。準決勝は大学が明大(東京六大学)‐大商大、桐蔭横浜大‐亜大(東都)、高校は今治西(四国)‐日本文理、沖縄尚学‐岩国(中国)となった。

 無情の打球が外野に飛んだ。延長十回タイブレークの結末は、1死満塁から中犠飛でサヨナラ負け。近大工学部が最後に力尽きた。

 「悔しいですね。何とか接戦に持ち込んで後半勝負と思っていた」。狙い通りの展開だっただけに、右近理監督の無念さも増す。右腕・森原康平投手(4年)から左腕・松下和貴投手(3年)につないで九回まで1失点。七回に2本の二塁打で追いついた。だが、十回表のタイブレークで先に得点できなかったことが響いた。

 存在感は十分に示した。初戦は今春大学選手権優勝の上武大に、森原‐松下のリレーで完封勝ち。この日も同様の戦いで健闘した。

 大学野球生活を終えた森原が「やってきたことを自分もチームも出し切れた。後輩にはこの経験を生かしてもらいたい」とバトンを託せば、サヨナラ犠飛を浴びた松下は「上武大を倒せたし、実力があるのはわかった」と前を向いた。手にした自信を糧に、一歩ずつ階段を上っていく。

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