楽天の田中将大投手（２４）が２日、Ｋスタ宮城室内で異例の打撃練習を行った。

　開幕から１９連勝を遂げ、快投を続けるマー君にも優勝の重圧がのしかかる。１日にチームのマジックは消え、２位・ロッテと３・５差に縮まった。チーム内に緊張感が漂ってきた。自身もピリピリムードを振り払うべく、気分転換を行った。ダッシュ、遠投など通常のメニューをこなした後、星コンディショニングコーチに「バッティングします！」と異例のお願いをした。投手が交流戦中に打撃を行うことはあるが、シーズン中では初の試み。２０分間スイングし、後方のネットまで飛ばすなど快音を響かせた。

　球団では、３日の西武戦からマー君がモデルとなっている優勝への挑戦ポスターを発売。初優勝の期待が高まりつつある中、マー君は重圧を乗り越え栄冠を勝ち取る。