G村田3の3でリーグタイ月間45安打

 「巨人3‐2中日」(30日、東京ド)

 43本目が同点の足がかりとなり、44本目で決勝点を呼び、45本目で記録に並んだ。大暴れの3打数3安打。巨人・村田が月間安打数を「45」まで伸ばし、勝利とリーグタイ記録を両取りした。「(記録は)考えられないですね。内野安打がないので」。自分でも驚く、安打量産だ。

 2点を追う二回。先頭で中前打すると、実松の中越え同点二塁打で帰還した。同点の三回には2死二塁で左前に決勝打。最後は八回先頭で中前に打ち返した。打ったのは、すべてファーストストライク。「今は打ち損じが少ない」

 構えたときにバットのグリップを下げたことがクローズアップされるが、指1本の変化も見逃せない。打撃フォームを変えた6月下旬から状況に関係なく指1本余してバットを握っている。「短く持ったときにヒットが出たので、しばらくそうしてみようと思ったら、ずっと好調なのでそのまま。短く持っても反則じゃないですし。昨年は走者のあるなしで変えたりしましたけど、今年はずっとです」

 8月はあと1試合。リーグ記録更新はもちろん、イチロー(オリックス)の持つ月間48安打も視界にとらえた。「打てようが打てまいが自分の打撃をするだけ」と村田。指揮官が「どういうボールが来ても微動だにしない。近寄りがたいくらい迷いがない」と肌で感じるすごみを身につけ始めている。ここ5試合で決勝打4本の4番に引っ張られマジックは「21」。6連勝と勢いが止まらない。

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