宮本意地打!先輩清原超え2123安打

 「ヤクルト6-7中日」(29日、神宮)

 ベテランの気迫あふれる一打だった。今季限りで現役引退を表明したヤクルト・宮本が、1点を追う九回、代打で登場し、土壇場で振り出しに戻す同点適時打。これで通算2123安打とし、PL学園の先輩にあたる清原和博を抜き、歴代単独24位とした。

 ここまで51本塁打のバレンティンが歩かされ、2死一、三塁。大歓声に迎えられ打席に入った宮本は、期待を裏切らなかった。

 岩瀬の投じた初球。内角の直球に、迷わず反応した。バットを折りながらも、しぶとく三遊間へ運び、土壇場で三走・比屋根が生還。まだ終わらない‐。42歳のほとばしる気迫が、強くにじんだ。

 19年間で積み重ねた安打は、ついにあこがれの先輩を超えた。「偉大な先輩だから、素直にうれしい。でも、一生超えられない方ですから」と宮本。試合は敗れたが、背番号6は、最後まで、その研ぎ澄まされた集中力をファンの目に焼き付ける。

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