キヨシ監督7連敗…球団ワーストタイ

 「DeNA6-12巨人」(7日、横浜)

 しわがれた声が大声で選手を鼓舞していたことを物語っていた。DeNA・中畑監督は試合後の会見を中断、ノドを潤した。追いつ追われつの接戦。七回まで5‐5と互角の展開は、八、九回で突き放されて終わってみれば大敗。今季ワースト、DeNAになってワーストタイの7連敗となった。

 「どこかで経験しないといけないことかもしれない。MAXのいいときがあって、悪いこともある。どうやって歯止めを利かせるか。最高の試練です」。指揮官は言葉を振り絞った。

 連敗脱出へ、執念を見せた。初回にブランコの今季100打点目となる適時打と中村の2ラン。二回には主将石川の適時打。序盤での4点のリードを奪った。逆転されても中村が適時打を放ち。六回1死一、三塁のピンチでは菊地が2者を抑え雄たけびを上げた。

 「どうやって立て直したらいいか、大きなテーマ、やれることを、チーム全体でもう一回やるしかない」。かれた声で“チーム全体”を強調した指揮官。「最大のヤマ場になる」と予見していた8月は未勝利。目標のAクラスへ、正念場に立たされた。

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