巨人・原辰徳監督（５４）が１日、首位攻防３連戦の２戦目（３日）に初対戦する阪神・藤浪粉砕を予告した。「１年目として見るのではなく、勝負の世界だから。向かってくるわけだから、こっちも全力でいく」と宣言した。

　容赦はしない。高卒ルーキーながら４勝をマークしている右腕。潜在能力の高さも「１つ１つのボールを見るといいものを持っている」と認める。だが勝負となれば話は別だ。自慢の打線が虎の黄金新人に全力で襲いかかる。

　直接対決については「首位攻防の１回戦」と独特の言い回しで大事な３連戦と力説した。虎党の大歓声で包まれる聖地の独特の雰囲気も「甲子園には２６番目がいる。言わなくても選手は分かっているでしょう」と自信のほどを示した。藤浪も倒してセ界制圧に向けて弾みをつける。