松山商、故一色監督に誓う12年ぶり聖地

 春16回、夏26回の甲子園出場で7度の全国制覇を誇る松山商が、2001年夏以来、12年ぶりの聖地を目指す。1969年夏の甲子園決勝で三沢(青森)と史上初の延長18回引き分け再試合の熱闘を演じて優勝した一色俊作元監督が、4月24日に他界。ナインにとって、悲報は母校の伝統を再認識するきっかけとなった。当時から続く厳しい練習と守りの野球は健在。低迷を抜け出し、亡き“恩師”に「夏将軍」復活を届ける。

 厳しい守備練習が夜遅くまで続く。照明に照らされた選手たちのユニホームは泥だらけだ。甲子園から遠ざかっても変わらない松山商の伝統。ノックを終えた重沢和史監督は「今年も守って守って、しのぐ野球。一色監督がつくり上げた松山商の野球で勝ちたい」と熱っぽく話した。

 63年から74年まで指揮(64、65年は部長)を執った一色元監督が、4月24日に他界した。名将の悲報は「延長18回引き分け再試合」の伝説とともに新聞やテレビのニュースで報じられ、金子将貴主将(3年)は「改めて松山商の歴史や伝統の大きさを知る機会になった」という。

 26日の葬儀後には、当時のエース・井上明さんが学校グラウンドに訪れた。「エースやレギュラーは野球だけでなく、学校生活もきちんとして、信用される人間でなければならない」

 伝説の投手から伝え聞いた一色元監督の教え。現エースの野田賢吾(3年)は「気持ちが引き締まった」と真剣な表情で話した。

 今春の愛媛大会準々決勝・今治西戦。野田は初回に相手9番打者に満塁本塁打を浴び、マウンドを降りた。チームは0‐8で大敗。「下位打線で気持ちが緩んでいた」と精神面の甘さを痛感した。井上さんの言葉に刺激を受け、「この悔しさを晴らしたい」と最後の夏へ燃えている。

 昨秋の新チーム発足時、ナインは今年のスローガンを「和」に決めた。「飛び抜けて力のある選手はいない。全員がひとつにまとまって、甲子園を目指したい」と金子主将。亡き“恩師”が全国に知らしめた「夏将軍」の誇りを胸に、チーム一丸で12年ぶりの聖地を目指す。

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