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【POG】来週初陣のプエルタセクレタ「どんどん良くなっている」(栗東発)

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 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 10日の阪神芝1600mはヒヒーン(牝、須貝)が2番手から抜け出して快勝。須貝厩舎は開幕カードだった3日・芝1600mのテラメリタ(牝)に続き、2週続けて新馬勝ちを決めた。

 11日の阪神芝1200mはモーリス産駒のミルテンベルク(牡、武英)が2番手から抜け出して、3馬身差V。レースを振り返って、師は「前進気勢が強い馬ですが、レースでは我慢が利いていました」と勝ちっぷりを評価した。今後については「レース後のダメージはそれほどなかったですし、1回使っての上積みは大きいと思います。うまくコントロールができるようになれば」と展望を描いた。次走は未定だが「1200m戦の函館2歳S(7月15日・函館)、小倉2歳S(9月3日・小倉)を考えつつ、オーナーサイドと話し合って決めたいと思います」とコメントした。

 以前に当欄で取り上げた馬について、直前に聞いた情報をお伝えします。

 角田厩舎ゆかりの良血馬ブルボンクイーン(牝、父キズナ、母セレブラール)は、日曜の阪神芝1600mに酒井Jで出走。1カ月半前に取材をさせてもらった時は、デビューはもう少し先になるのかなと思っていましたが、ここにきてグングン良くなってきた様子。師によると「牧場(大山ヒルズ)でも乗り込んでいましたし、帰厩後も順調にきました」と好仕上がりを実感。手応えについては「この血統の距離適性が徐々に長くなっている印象。少しズブい面も感じます」。その点も踏まえて酒井J(イベリスで京都牝馬SをV)に騎乗を依頼。「イベリスを復活させてくれた騎手ですし、この血統の癖を熟知していますからね。直前はポリトラックでスピードに乗せる追い切りを施しました。心肺機能は高い馬ですし、集中して走ってくれれば」と初陣Vへ期待を寄せた。

 次週の注目馬はプエルタセクレタ(牝、野中、父ニューイヤーズデイ、母クラーベセクレタ)。24日の阪神芝1200mを岩田望Jで予定している。師は「牝馬らしい気性ではあるが、調教を重ねてもへこたれずにここまでこられたし、体力はある。先週あたりからどんどん良くなってきている」と感触は上々だ。

(馬サブロー栗東支局・塩手)

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