阪神・工藤&木下 そろって投げれば7連勝 24年度ドラフト同期160キロ超え“KKコンビ”が勝利呼んだ
「阪神1-0中日」(9日、京セラドーム大阪)
阪神の“KKコンビ”が勝利を呼び込んだ。六回から登板した木下里都投手が1回2安打無失点で勝利投手。七回から登板した工藤泰成投手は2回2安打無失点と気を吐いた。工藤はお立ち台で「(好調の要因は)ファンのおかげです」と叫び、虎党を沸かせた。
両軍無得点の緊迫した展開でまずは木下がマウンドへ上がった。1死から連打で一、二塁を背負ったが「ランナーを出すのはいつもなので」と冷静だった。代打・ボスラーを見逃し三振とすると、岡林も二ゴロで無失点。「ランナーを出してもバッター、バッターって感じで頭をクリーンにしてやれているので」と切り替えは得意だ。その後、近本のソロで3勝目の権利が舞い込んだ。
そして七回からは工藤だ。まずは三者凡退で締めると、八回もマウンドへ。無死一塁からサノー、石川昂を連続三振に斬り、場内を沸かせたが、石伊に左前打を浴びて2死一、二塁を招いた。
九回2死から逆転負けした2日前の悪夢がよぎったか。内野陣はマウンドへ集まった。虎党の不安の声が球場中に充満したが、それは杞憂(きゆう)に終わった。ボスラーに初球フォークを引っかけさせ、中飛。安堵(あんど)まじりの歓声が右腕を迎えた。藤川監督も「工藤が2イニングいったところでキチッとはめることができた」とうなずいた。
2024年度ドラフト3位の木下と育成1位の工藤の同期2人。境遇は違うが、相性抜群だ。“KKコンビ”がそろって登板すれば7月16日の中日戦(バンテリン)から7連勝。虎の勝利に不可欠だ。
工藤が「(木下は)ライバルではないです。チームとして(2人で)ゼロで後ろにつなぐのが仕事。それを実行できた」と胸を張れば、木下も「(工藤は)すごい。ああいう場面で2イニングしっかり抑えられる。僕も負けないように頑張ります」と信頼を寄せる。100マイル超えの最強コンビが頼もしい。切磋琢磨(せっさたくま)し、8月戦線を支えていく。
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