阪神・高橋遥人 今季最多11K 連続完封&無失点止まっても抜群の安定感「粘りのピッチングができました」

 「ヤクルト4-2阪神」(13日、神宮球場)

 敗戦の中にも、存在感を示した。阪神は高橋遥人投手(30)が6回3安打1失点。初回に失点し、連続完封、連続無失点は途絶えたが、今季自己最多11三振を奪う力投を見せた。中継ぎ陣が八回に3点を失い逆転を許し、連勝は2でストップ。首位陥落となった。

 白星はつかめずとも、さすがの安定感だった。高橋は6回3安打1失点の好投。連続完封、無失点の記録は止まったが、しっかりと仕事は果たした。

 「初回に先制されましたけど、ずるずるいくことなく、粘りのピッチングができました」

 久々の光景だった。初回、先頭の丸山和を右前打で出すと、自身の暴投で進塁を許す。1死二塁から増田に中前へはじき返され、先制点を献上した。これが4月5日の広島戦(マツダ)で初回に失点して以来、自身33イニングぶりの失点。この瞬間、4試合連続完封の夢も絶たれた。左腕は雨でぬれた髪をかき分け、天を仰いだ。

 それでもすぐに切り替える。なおも1死一塁から内山を併殺打に抑え、最少失点で切り抜けた。「うまくいかなくても、動揺することなくいけました。早めに逆転してもらったんで、その後はリズムよく投げられたと思います」。言葉通り、二回以降は完全に立ち直った。

 直球、変化球ともにさえ渡り、一時14人連続アウトも記録。1点リードで迎えた六回は、1死から鈴木叶に中前打を許したが、続く丸山和、サンタナと連続三振に仕留め、雄たけびを上げた。今季最多の11三振を奪い、2試合連続となる2桁奪三振もマーク。「(伏見)寅威さんにいろんなボールを使ってもらったんで、ありがたいです」と感謝を口にした。

 この日は雨の影響で試合開始が15分遅れた。マウンドに上がってからも絶え間なく降り続け、足元も滑りやすい厳しいコンディションだった。それでも「あんまり関係ないです」ときっぱり。気迫のこもった投球に、藤川監督も「難しい天気でしたけど、今日も素晴らしいピッチングでした」とたたえた。

 リードを保って、バトンをリリーフ陣に渡したが、八回に逆転を許し、自己最多タイとなる5勝目はスルリ。ベンチからぼうぜんとした表情でグラウンドを見つめた。

 この日発表された3、4月度の月間MVPにも輝いた左腕。その御礼には十分の力投で、敵地に詰めかけた虎党を沸かせた。充実の日々を送る高橋は、次回もチーム勝利のために全力で腕を振る。

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