阪神 秋も“超人塾”開講 糸井嘉男SAを臨時コーチ招へい 野手転向の西純や若手らに超人イズム注入へ

 阪神OBでデイリースポーツ評論家の糸井嘉男SA(44)が、高知・安芸で行われている秋季キャンプに、臨時コーチとして招聘(しょうへい)されることが5日、分かった。第3クール中の現地訪問が予定されており、今年2月の春季キャンプに続いての指導となる。今秋から打者に転向した西純矢外野手(24)や伸び悩んでいる若虎たちを中心に、超人イズムを注入して来季に向けた成長を手助けする。

 宜野座から安芸へと舞台を移して、“超人塾”が開催されることになった。今春キャンプで引退後初の本格指導に取り組んだ糸井SA。臨時コーチとして2日間の任務を終えて、「僕も初めての経験で不安もありましたけど、みんな聞いてくれた。すごくやりがいがありました」と充実感を漂わせていたが、チームにもたらした成果は大きかった。

 強力クリーンアップが機能して、2年ぶりのリーグ制覇を達成。近大の後輩として新人時代から気に掛けていた佐藤輝は、4番打者として完全に覚醒し、本塁打と打点の2冠に輝いた。コンタクト率を上げるためにクリケットバットを持参するなど、糸井SAのオリジナリティーあふれた春の熱血指導は、攻撃力アップの礎となり、Vシーズンにつながった。

 あれから9カ月、若手主体の秋季キャンプを再び指導者として訪れる。安芸では今月1日から井上、井坪、山田らが、懸命に汗を流してきた。日本シリーズを戦った前川、中川、高寺も、今後合流が見込まれる。

 ドラフト1位指名を受けた立石(創価大)と、レギュラー争いをしていく立場の面々もいる。“糸井の教え”を求める若虎であふれるが、中でも打者転向を決めたばかりの西純にとっては、逃すことのできない貴重な機会となる。

 先月8日にSGLでの残留練習を電撃視察した糸井SAだが、その目的は西純との対面だった。糸井SA自身、今の西純と同じ24歳の時に投手から打者へコンバートし、輝かしいキャリアを積んだ。成功者とはいえ苦しい選択になることは十分に理解している。それでも西純の決断に背中を押して、「他の野手から比べたら何億スイングも遅れている。ライバルを抜かすには練習しかない」とエールを送っていた。

 秋季キャンプで練習漬けの日々を送っているのは、もちろん西純だけではない。来季に勝負を懸けて、レギュラー奪取を目指す若手は多い。球団史上初の連覇、そして3年ぶりの日本一へ、猛虎の戦力を一人でも増やすために糸井SAが手腕を振るう。

 ◆今春キャンプでの糸井臨時コーチ 2月2日と3日に、精力的な動きを見せた。近大の後輩、佐藤輝には、クリケットバットやNPB公式球よりも重いトレーニングボールでのティー打撃など。佐藤輝が見せた中堅から左翼方向へ11本の柵越えは、今季の広角アーチ量産を暗示するかのようだった。さらに「超人塾」も開講。小幡、井上、ヘルナンデスらに助言を送り、疑問には経験談を交えて答えた。

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