阪神ドラ1立石 日本S&神宮大会で日本一 球児監督の「タイガースに入ったつもりで見て」に応答
阪神からドラフト1位指名された立石正広内野手(21)=創価大=が24日、都内の同校で竹内球団副本部長、東編成ディレクター、畑山統括スカウト、吉野担当スカウトから指名あいさつを受けた。藤川監督から25日に始まる日本シリーズを「見てもらいたい」と言われた将来の主砲候補。虎の戦いを目に焼き付け、自身も大学最後の大会で日本一を目指す。
25日から始まる阪神とソフトバンクの日本シリーズ。立石はプロ入り後の姿を想像しながら、見つめる。23日のドラフト会議で藤川監督から「タイガースに入ったつもりで見てもらいたい」と言葉を受け取り、自然と気持ちは高鳴った。
「もちろん今までと見る心境は変わります。この人たちとできるんだって、うれしさを感じながら見たい」
これまでも一野球ファンとして、阪神の試合をテレビで見てきた。「王道の戦いというか、全員が打線の起点になってると思うので、すごいなと思います」。強力クリーンアップをはじめ、切れ目のない打線が印象的だという。
大きな特徴にも感心している。「とにかくフォアボールが取れる」と、今季リーグ断トツトップ484四球を勝ち取った点にも注目。「自分自身もアウトになるのは嫌なので」と来年以降をイメージした。さらには大学最後の公式戦へ向けても、つなぐ意識の重要性を口にした。
11月2日からは明治神宮大会への出場権をかけた横浜市長杯が開幕する。決勝に進出すれば全国大会に駒を進める。阪神のドラフト1位として臨む戦いへ向け、「今までは(ドラフトを)意識しちゃう部分があったので、吹っ切れてやりやすい。爆発させたい」と力を込めた。昨年の明治神宮大会は準優勝に終わったが「(勝ち上がる)イメージはついているのでチャンスはあると思ってます」と力を込めた。
25日からは“先輩”たちの勇姿を目に焼き付け、自身も阪神のように日本一を目指す。
◆立石正広(たていし・まさひろ)2003年11月1日生まれ。21歳。山口県防府市出身。180センチ、87キロ。右投げ右打ち。内野手。華浦スポーツ少年団で小学1年から野球を始める。中学では高川学園シニアに所属。高川学園では3年夏に甲子園出場。創価大では1年春からリーグ戦に出場し、大学3年から日本代表にも選出。大学公式戦通算18本塁打。
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