阪神VSソフトバンク 犠打、四球など足絡めた攻撃がカギ 両チーム共通点は 日本Sデータで徹底比較

 2014年以来、11年ぶりの対決となる阪神とソフトバンクの日本シリーズが25日に開幕する。決戦まで2日。2年ぶりの日本一奪還を狙う藤川阪神か、5年ぶりのシリーズ制覇に挑む小久保ソフトバンクか-。両チームを徹底比較する企画の第2回は、両チームの過去の対戦などを総合的に対比した。

 【主軸】両リーグ優勝球団が対決する今シリーズ。見どころのひとつは40本塁打&102打点で2冠の阪神・佐藤輝がチームを勢いづけるアーチを放てるかだろう。片やソフトバンク勢は打率・304で首位打者の牧原大、同・292でパ・リーグ2位の柳町が持ち味を出せるか。

 【犠打、四球】両チームの共通点は犠打の多さ。阪神は12球団最多の136に対し、ソフトバンクはリーグ最多の95。投手が打席に立つセ・リーグとDH制のパ・リーグで違いはあるが、走者を送り圧力をかける攻撃が共に特徴的だといえるかもしれない。さらに四球数も阪神が12球団最多の441に対し、ソフトバンクが12球団で2番目の436を数える。

 個人犠打数を見れば今季セ最多は阪神・中野の44犠打で、2位・田中(中日)の22犠打の2倍。パ最多はソフトバンク・海野で24犠打。四球数はリーグ上位10選手のうち、阪神勢が6人。トップの大山が74、3位・近本が60、4位・佐藤輝が57、5位・森下が54、6位・坂本が53、9位・中野が44。パは出塁率・384で最高出塁率のタイトルも獲得したソフトバンク・柳町が62でトップだ。

 【盗塁】両リーグの盗塁王も見逃せない。阪神・近本が32盗塁、ソフトバンク・周東が35盗塁でタイトル。成功率を比べると近本が・780、対して周東は・897を誇る。チームとしては、阪神がセ・リーグ唯一の3桁となる100盗塁。ソフトバンクもリーグ2位ながら98盗塁。本塁打など長打だけでなく、両チームの強みでもある犠打や四球、足を絡めた攻撃を発揮できるかが勝敗のカギを握りそうだ。

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