惜しい!阪神・高橋遥人のノーヒットノーラン投球が途切れる DeNA・松尾に初安打許す

 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神-DeNA」(17日、甲子園球場)

 阪神の先発・高橋遥人投手のノーヒットノーランが途切れた。

 八回1死から、代打・松尾に中前打されて初安打を許した。快挙達成を願っていたスタンドからはため息が漏れると同時に拍手も送られる光景となった。

 初回、1死から桑原の三塁線への打球を捕球した佐藤輝が一塁悪送球。カメラマン席に送球が飛び込み、走者は二塁に進んだ。続く1死二塁で打者・佐野。カウント3-1から狙い球を直球に絞っていた打球は、中野の左側を襲う痛烈な打球となったが、素早く回り込み、体を前傾にしてイレギュラーしても胸に当てて前に落とすという懸命の姿勢を見せて捕球し、打者走者をアウトにした。

 この回を無失点で切り抜けると、三回には石上、ケイ、蝦名を3者連続三振。四回も桑原、佐野を三振に仕留めて5者連続三振とした。さらに、筒香の中前に抜けそうな打球を再び中野が横っ跳びで好捕。素早く起き上がってアウトにした。さらに六回には代打・フォードの中堅右に落ちそうな飛球を近本がスライディングキャッチ。味方の好守に助けられながら無安打投球を続けていた。

 CSファイナルで無安打無得点投球となればプロ野球史上初だった。CSでは2018年のセ・ファーストS第2戦で巨人・菅野が記録している。

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