阪神・藤川監督 CSは「秋の最後の大運動会」相手はどっち?11日ファーストS 揺るがぬ自信「誰が起点になっても戦える」

 CSへ向け会見で意気込みを語る藤川監督(撮影・山口登)
 フォトセッションでポーズを決める中野(左)と藤川監督
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 阪神の藤川球児監督(45)が10日、「2025 JERA クライマックスシリーズ(CS) セ」の共同記者会見に甲子園からオンラインで出席し、15日から開幕するCSファイナルステージ(S)に向けて意気込みを語った。CSを「秋の最後の大運動会」と表現。DeNA、巨人を含めた3チームでポストシーズンを盛り上げることを約束した。

 甲子園のグラウンドでナインが大暴れする姿が待ち遠しい。ようやく11日にCSファーストSが開幕する。15日開幕のファイナルSまで待つ身の藤川監督は「(CSを)秋の最後の大運動会と捉えて、3チームで非常に楽しいゲームにできればなと思います」と声を弾ませた。

 「秋はスポーツの季節だから。タイガースの場合は甲子園球場がいっぱいになるだろうし。家で見る方も、早めに帰ってテレビをつけるでしょうから。そういうシーンを作り出せるようにしてくれるでしょうからね」

 虎党とともに戦う決戦の秋。以前から繰り返しているように、ポストシーズンはレギュラーシーズンと違う戦いになる。「ペナントレースは自分たちのチーム、球団、組織運営、編成、ファンの方々、全て含めて優位に働かすことができれば勝てる」。ポストシーズンに必勝法はない。「お祭りといいますかね、やってみるまで攻略法なんてない」と言い切った。

 史上最速Vを決めても、2チームへの警戒心は隠さない。DeNAには牧が手術から復帰予定。巨人もケガから復帰した岡本が4番にどっしり座っている。シーズンを振り返れば、結果は紙一重だった。「つばぜり合いのようなゲームになると思う。夏までのチームとは全く違う。楽しみに明日からのゲームを見ていきたい」と力を込めた。

 将が誇らしげに見えたのは、CSキーマンの話題の時だ。近本、中野、森下、佐藤輝、大山。すらすらと名前が挙がる。「ディフェンス、走力を含めて、誰が起点になっても戦えるのがうちのチームの強み」と自信たっぷり。不動のレギュラー5人への信頼は絶大だ。

 だから、悪天候で主力5人のみやざきフェニックス・リーグ参戦が見送りになっても、泰然自若に振る舞える。貴重な実戦機会が失われたことに「減るというか、やってもないですから。減ってもないし、増えてもいない」とサラリ。宮崎で順調に調整登板を経た投手陣を含めて、リーグ王者の自信は揺るがない。

 「相手チームは関係ない。自分たちは自分たちの野球をするだけ」

 “秋の大運動会”でも主役は譲らない。本番まで4日。納得のチームに仕上げていく。

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