阪神・藤川監督 3回4安打2失点の伊藤将に追試 「もう少し投げ直しを」試合中に異例の宮崎残留を決断

 「フェニックス・リーグ、阪神8-8中日」(7日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 CSの戦力と期待するからこそ“追試”を明言した。阪神・藤川監督は3回4安打2失点の伊藤将について「また(宮崎に)残ってもう少し投げ直しをしてもらおうかなと思っています」と説明。フェニックス・リーグでは先発投手は登板後に帰阪するが、試合中に異例の宮崎残留を決断した。

 「内容がもう少しほしい。こっちに残って実戦をもう一回見たい。いいものが出るまでチャレンジしてほしい」

 伊藤将は初回、鵜飼に初球先頭打者アーチを被弾。4-1の三回は1死一塁から浜に暴投、三盗と立て続けに進塁を許し、再び鵜飼に中前適時打を浴びた。左腕は「ストレートの強さは良かった。防げる進塁はしっかりやっておかないといけない」。追試登板に向けて「やることは変わらないので、そこでしっかり結果(を出して)アピールできたらと思います」と巻き返しを誓った。

 今季最終登板となった9月21日・ヤクルト戦(神宮)は五回途中14安打8失点の大炎上。再調整を経て光は見えている。左腕の復活を藤川監督は心待ちにしている。

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