阪神・大山 輝に続いた連続適時二塁打「しっかり準備はしていた」初球打ち 4、5番で両リーグ最速80勝導いた
「阪神6-2中日」(15日、甲子園球場)
先制劇から間髪入れずに勝利への道筋を作った。阪神・大山が初回に2点目を呼び込む適時二塁打。「輝(佐藤)が先制してくれたので、自分も続こうと打席に入りました。しっかり打ち返せたので良かったです」。4番、5番の連続二塁打で幸先よく流れをつかんだ。
佐藤輝の先制打に甲子園の興奮が冷めやらぬ中で迎えた初回2死二塁の第1打席。左腕・松葉と向き合うと、初球で勝負を決めた。ツーシームを捉え、左翼線へ運んでスタンディングダブル。「しっかり準備はしていたんで、それを一発で仕留めることができて良かったです」と誇らしげに振り返った。
優勝を決めた7日・広島戦以来、5試合ぶりの長打となっても、いつも通り派手なアクションは繰り出さない。満員のスタンドから向けられる熱視線を、二塁上でクールに受け止めた。
白星に尽力して両リーグ最速での80勝到達。「チームも勝てたんで良かったです」。ポストシーズンに向けて、猛虎の5番は存在感を放ち続ける。
◆シーズン80勝到達 阪神が球団7度目となるシーズン80勝。過去6度は【1】1964年=80勝56敗4分け(1位)【2】2003年=87勝51敗2分け(1位)【3】05年=87勝54敗5分け(1位)【4】06年=84勝58敗4分け(2位)【5】08年=82勝59敗3分け(2位)【6】23年=85勝53敗5分け(1位)。球団最多勝利数は03、05年の87勝。今季残り11試合で、どれだけ勝利数を重ねられるか注目される。
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