阪神・ビーズリー 19日中日戦で代役先発 デュプランティエが緊急回避 セで唯一負け越し“完全V”へ
19日の中日戦(京セラ)で先発予定だった阪神のジョン・デュプランティエ投手(31)が“緊急回避”することが18日、決まった。球団からは「下肢の張りのため、再調整いたします」と発表され、出場選手登録抹消。代わって、ジェレミー・ビーズリー投手(29)が予告先発投手として発表された。
デュプランティエが登板回避となった。午前10時から、SGLスタジアムでの投手指名練習で元気な姿を見せていたが、その数時間後の予告先発は、大物にいなかったビーズリーと発表。球団は「下肢の張りのため、再調整いたします」と発表した。
キャッチボールや投内連係も無難にこなし、大声でナインを鼓舞する場面もあった助っ人右腕。登板すればシーズンでは初だった中日戦に向けて「彼らとの戦いをしっかり楽しみたいね」と話していたが、その思いはかなわず。ファームでの再調整となったが、長期離脱するような症状ではないとみられる。
デュプランティエは前回9日のヤクルト戦(京セラ)で5回2失点。中9日と間隔を空け、満を持しての先発予定だった。ここまでDeNAのバウアーと並び、113奪三振はリーグトップ。前半戦から先発ローテの一角として回ってきたが、後半は少しもどかしい日々が続いている。
代わって、白羽の矢が立ったのはビーズリー。1軍では3日のヤクルト戦(神宮)以来、中15日での登板になる。13日にはウエスタン・中日戦(SGL)に登板。6回1安打無失点、球数は60球と上々の内容を見せていた。
ファーム降格となっても、自分の役割を全う。「自分自身をしっかり信じて投球して、いい結果につながればいいなと思っているよ」と次のチャンスを熱望していた。今季は中日戦に1試合だけ登板。4月30日の延長十一回に中継ぎでマウンドに上がり、サヨナラ負けを喫した。そのリベンジといきたい。
チームとしては、ドラゴンズに7勝8敗とセ・リーグの5球団で唯一の負け越し。20日の2戦目には6月8日から勝てていない伊原が控えている。ビーズリーは代役の先発とはいえ、何とかいい形で新人につなぎたいところ。首位を独走しているが、緊急事態による黒星は後味が悪い。ビーズリーに今季2勝目をつけるしかない。
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