阪神 なぜ藤川監督は2点差の七回にハートウィグを登板させたのか「期待というか、打線の並びを見て」
「巨人6-5阪神」(15日、東京ドーム)
序盤に大山の7号2ラン、近本の2点適時打で4点のリードを奪った阪神にとっては、まさかの逆転負けとなった。
まずは5回まで1安打無失点だった伊藤将が六回に突如として崩れ、2死一、三塁から代打・坂本に1点差に迫られる3ランを浴びた。球数はまだ85球だったが、2番手に及川を投入。左腕は泉口に安打を許したが、続くキャベッジを見逃し三振に仕留めて仕事を果たした。
打線は1点差に迫られた直後に森下が右中間を破る適時三塁打を放ち、リードを2点に広げた。残り3イニング。ここで藤川監督は湯浅、石井、岩崎という選択には出ず、5番・甲斐、6番・船迫(投手で代打濃厚)、7番・リチャードという打順で、過去4戦無失点で巨人戦初登板となるハートウィグを起用した。
だが、助っ人右腕は甲斐に四球を与えると、続く代打・中山に右越えに同点2ラン。自身が得意とするスイーパーを完璧に捉えられた。
藤川監督はハートウィグを七回に投入したことに関して「期待というか、打線の並びを見てですけど、また形をしっかりと、チームとしての形ですね」と話した。
来日初失点となった右腕は「打たれたホームランよりも、その前の四球が反省点。自分自身にイライラするよ。前を向いて次に備えたい」と悔しさをにじませた。
2位の巨人に負け、ゲーム差は11に縮まり、優勝マジックは26のまま。それでも残り36試合で阪神優位は変わりないが、4点差をひっくり返され、3連戦初戦を落とすという痛みは残った。
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