首位・阪神が執念の逆転星で「M32」八回、佐藤輝が同点打 十回に大山の押し出し死球が決勝点

 「中日2-3阪神」(6日、バンテリンドーム)

 阪神が中日に逆転勝ちした。1点を追う八回、佐藤輝の左前適時打で同点に追い付くと十回、大山の押し出し死球で決勝点を奪った。連勝で優勝に向けたマジックナンバーは「32」。5球団で唯一、負け越していた中日との対戦成績を7勝7敗の五分に戻した。

 試合は二回、先発の村上が1死三塁のピンチを招くと、石伊に先制の適時二塁打を浴びた。同点の五回には1死から上林に勝ち越しソロを被弾。六回は2死二塁で石伊を空振り三振と意地を見せたが、七回に代打を送られた。

 「全体的にストレートの走りもよかったですし、低く集める意識で投げることができました。ただタイムリーもホームランも大事な1球を投げミスしてしまったので、そこは反省して次回登板には修正できるようにしたいです」

 6回6安打2失点で降板。負けは消えたが、2桁勝利は次回以降にお預けとなった。今季は中日戦に3試合登板し、2勝0敗、防御率1・29と好相性だったが、この日は白星を手にすることはできなかった。

 一方、打線は柳に苦戦。1点を追う三回、1死から熊谷が中前打。村上が犠打で得点圏に進め、近本の左前適時打で同点に追いついた。さらに1点を追う八回には先頭の近本が、藤嶋から右翼線を破る二塁打でチャンスメーク。これがこの日3本目の安打で、7月9日の広島戦(4安打)以来、リーグトップの12度目の猛打賞となった。

 さらに中野が犠打で三塁に進めると、森下は空振り三振に倒れたが、2死から佐藤輝が初球、外角低めのスプリットを左前に運んだ。佐藤輝は前日5日の同戦でも2点を追う八回、起死回生の28号逆転3ラン。優勝に向けて4番の活躍が続いている。

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