阪神・大山 ダメ押し2点打 輝、森下に続きセ打点ランク3位タイ虎独占 打点46牧に並んだ!3戦連続安打&打点

 「阪神7-1DeNA」(27日、甲子園球場)

 重責の5番を任された阪神・大山は、勝負のポイントを熟知していた。二回に相手のミスから5点を先制。だが、以降は得点が奪えていなかった中で、1点を返された後に好機を迎えた。4番が四球でつないだ七回1死一、二塁。積極スイングで決めた。

 「1点でも多くというのはあるので、そういう意味ではよかったと思います」。松本凌に対して1ボールから2球目、高めに浮いた初球ストライクを見逃さなかった。前進の左翼・佐野の頭上を越え、ワンバウンドでフェンス到達。ダメ押しの2点適時二塁打で反撃ムードを断った。

 五回にも中前打を放ち、3試合連続安打&打点。これで7月は67打数23安打で打率・343、16打点と、いずれも月別の最高成績で調子を上げてきた。46打点は65打点の佐藤輝、60打点の森下に続き、牧(DeNA)と並ぶリーグ3位。藤川監督は「非常に汗を多くかいて、本人の好きな季節だと思います」と復調気配を確信しながら、ベンチ内のムードに結束を感じていた。

 「初回、佐野選手の打球を捕れなかったことを、帰ってきた時に笑顔で高橋と話していた。いいなと思いました。いい空気でできていますよね」

 日々の収穫と課題を共有し、フォア・ザ・チームで秋の美酒に向かう。5番打者が生み出す空気に指揮官は感謝を忘れない。本人もマルチ安打を誇ることなく、一丸で奪い取った1勝を静かに喜んだ。「勝ったのが一番。そこはよかったなと思います」。森下、佐藤輝の後ろを託された精神的支柱。夏の大山が気温とともに上昇気流に乗った。

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