阪神・大山 先制V撃 難敵ケイ攻略「(後半戦)始まりなので、いい入りができた」
「阪神2-0DeNA」(26日、甲子園球場)
絶対に取りたかった後半戦初戦。頼れる男のバットが火を噴いた。先制劇の立役者は21日に1000安打を達成し、勢いに乗る阪神・大山だ。難敵のケイを攻略し、「(後半戦)始まりなので、そういう意味ではいい入りができた」とうなずいた。
初回2死一、三塁。直前で佐藤輝の打球が風にも助けられ、幸運な内野安打となって迎えた打席だった。カウント2-2から相手左腕が投じた内角高めのカットボールをうまくさばいた。詰まりながらもふらふらと上がった打球は中前へ落ちて適時打に。「早めに得点して才木を楽にさせたいと思っていた。初回から前の2人がつないでくれたので思い切って打ちにいけた」と声を弾ませた。
チームはケイに苦しめられてきた。今季は試合前時点で4試合対戦し、右打者はノーヒット。大山も7打数無安打で前回対戦となった4日のDeNA戦(横浜)ではスタメンから外れていた。「出たからには打たないといけない。今までの反省をしつつ打席に入りました」。チームとして打ちあぐねていただけに、この一打は大きな価値があった。
「野手が打てなければ投手に助けてもらいますし、投手が打たれた時は野手が助ける番。その助け合いが勝ちにつながる」。発言にも強い責任感が表れた。互いにカバーし合うチームをけん引する大山がいる。だから、このチームは強い。
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