阪神がサヨナラ負け 5点差を守り切れず巨人戦連勝5でストップ 藤川監督バースデー勝利ならず
「巨人6-5阪神」(21日、東京ドーム)
阪神がサヨナラ負け。最大5点のリードを守り切れず逆転負けを喫した。対巨人戦の連勝は「5」でストップ。小幡の2打席連発に大山の5号2ランと、3本塁打も空砲に終わった。
九回は、八回から登板していた3番手・伊原が2死満塁のピンチ。ここで吉川にサヨナラ打を浴びた。
この日は藤川監督の45歳の誕生日。試合前に左翼スタンドの阪神応援団からバースデーソングが贈られた。指揮官はナインとのハイタッチ後、祝われたことに気づくと、ベンチを飛び出して帽子を取ってお辞儀。祝福ムードも漂う中、序盤から試合を優位に進めた。
二回、先頭の第1打席、カウント0-1から巨人先発・井上の内角高めのツーシームに反応。高々と舞い上がった打球は右翼ポール際に着弾した。プロ初の2試合連発となる2号ソロ。「厳しいコースでしたが、うまく反応して打つことができました」と振り返ると、続く三回は1死から大山が左前打を放つ。節目となる1000安打でチャンスメークすると、続く小幡は再び右翼スタンドに3号2ランを放った。
五回には無死一塁から大山が左翼スタンドに5同2ラン。効果的に得点を重ねた。一方、先発の伊藤将は序盤からテンポのいい投球で巨人打線を圧倒。6回まで1安打に抑えていた中、試合は七回に暗転した。佐々木、吉川に連打を浴びると、増田陸の中前適時打で1点を失う。さらに続く泉口の一ゴロを、大山が本塁に悪送球。ミスで2点目を献上した。
続く中山を二ゴロに抑え、続くリチャードの打席で藤川監督は継投を決断。2番手にネルソンをマウンドに送ったが、チェンジアップを左翼スタンドに運ばれた。5点のリードを守り切れず同点とされると、一度傾いた流れを引き戻すことができなかった。それでも前半戦を53勝35敗、2分の首位独走でターン。2年ぶりのリーグ優勝に向け、現時点で死角は見当たらない。
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