阪神・藤川監督 盤石4投手“想定通り”の連投に「本当に素晴らしいリリーバーたちの活躍」
「巨人1-2阪神」(20日、東京ドーム)
“伝統の一戦”で歴史的な強さを発揮しても、気の緩みにつながることはない。対戦成績13勝4敗。史上初めて球宴前に巨人戦勝ち越しを決めても、阪神・藤川球児監督は「大事な対戦カードと思ってやらせていただいているので。また明日も同じ気持ちでやる。残った数字を気にしている余裕はないかなと思います」と平常心で受け止めた。
勝負どころと捉えた前半戦ラストカード。鉄壁のリリーフ陣の3連投も辞さない構えで、東京ドームに乗り込んだ。信頼の置けるカードがそろっているからこそ、先発のデュプランティエに三回で見切りをつけた。湯浅、及川、石井、岩崎の4人に“想定通り”の連投を任せた。
「みんなが健康であるということが担保されているからこそできる継投。本当に素晴らしいリリーバーたちの活躍」。1点差を守り切った必勝リレーに、惜しみない賛辞を向けた。湯浅のイニングまたぎで勝機を高めたが、「この中(4人)の誰か1人が1イニングで投球数を少なければ、複数イニングいけると思っていますから」と迷いのない継投策だった。
「今日はあまり揺れ動きのないゲームにはできたと思うので、昨日よりも少し良かったかな。リリーバーたちがきっちり仕事をしてくれると、それは揺れないし」。延長戦にもつれた前夜から一転しての、先行逃げ切りでG連倒。猛虎ブルペンの頼もしさを、改めてかみしめていた。
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