阪神・伊藤将 無双4連勝!7回0封「低めに丁寧に投げられた」 再昇格後先発5試合で2失点、防御率0・48

 「阪神2-1ヤクルト」(13日、甲子園球場)

 前回完封した相手にも油断はしない。右打者が並ぶツバメ打線に、いつも以上に丁寧に投げ込んだ。阪神・伊藤将が7回無失点で4勝目。「低めに丁寧に投げられたのでそこがよかった」と普段と変わらぬ表情でうなずいた。

 0-0のまま六回表を終えて89球。重い試合展開の中、六回は左腕の先発日に本塁打率100%の佐藤輝がこの日も2ランを放ち、援護をもらって七回のマウンドに上がった。前の打席で中前打を打たれたオスナにいきなり四球。「ここから一人一人抑えよう」。冷静さを貫き、続く山田を2球で追い込み見逃し三振。後続も小幡の守備に助けられながら抑え、七つ目のゼロを刻んだ。

 これで無傷の4連勝で防御率は驚異の0・48。先発として再昇格後、登板5試合で1失点が2試合だけと大車輪の活躍だ。「(1軍に)上がった時点で1試合1試合すごい大事なので、気持ちを切らさずに今は投げている」。今季にかける思いが集中力につながっている。

 この日は母校、横浜高校野球部OBでタレントの上地雄輔が「ウル虎の夏」の特別ゲストとして登場した。七回攻撃前には上地が「伊藤将司、ナイスピッチング!」と称賛。伊藤将は「やる気が出たっていうか、励みっていうか、そういうのは感じた」と頬を緩めた。

 「(上地さんに)甲子園まで来てもらって、その中でチームが勝ったのは非常に良かった」。大先輩からのエールを力に、次も勝利を呼び込む。

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