阪神・西勇 6回0封「手応えはコントロール」完全復活まであと一歩
「ウエスタン、オリックス1-5阪神」(12日、高槻萩谷バファローズ球場)
完全復活まであと一歩だ。阪神・西勇は6回2安打無失点の好投でチームを勝利に導いた。持ち味である多彩な変化球を要求されたコースにきっちり投げ込んだ。打たせて取る投球でスコアボードに「0」を並べた。
「投げたい球がしっかり投げられた。79球のうち、5球くらいは納得できない球があったけど、あとは自然にこうしようと修正できた」
初回から三者凡退と最高のスタートを切ると、その後もオリックス打線に隙を与えず、6回79球でマウンドを降りた。被安打は二回に香月、四回に宜保に浴びた単打2本のみ。「手応えはコントロールかな」という言葉通り、無四球でテンポ良く相手を手玉に取った。
登板前日にはブルペンで100球を投じる異例の調整を経て臨んだ一戦。「中0で投げて、それが良い形で出た」。良い状態を維持するための努力を怠らなかった。
前回5日のくふうハヤテ戦は5回2失点。同戦を振り返り、「ステップアップしているね」と手応え。「(1軍から)呼ばれる時まで、しっかり自分の調整を続けるだけ」と、セ界最強ローテ陣に割って入る。
関連ニュース





