阪神・村上 自己ワースト2回6失点 痛恨の満塁被弾、プロ初7連打浴び「結果が全て」

 「阪神3-6ヤクルト」(11日、甲子園球場)

 黄色に染まった甲子園で悲鳴が起こった。エースの阪神・村上頌樹投手(27)がプロ最短の2回KO。「結果が全てなんで。それだけです」。表情を曇らせ、クラブハウスへと向かった。「ウル虎の夏」の初戦に歴史的な大炎上。マウンドでは雨に打たれながら、ぼうぜんと立ち尽くした。

 二回に悪夢が待っていた。2死から連打で一、三塁とし、投手・ランバートの高く弾んだゴロをグラブに当てながら捕球できず。来日初打点を献上したことが大量失点へつながった。続く岩田にも左前適時打。2死満塁からは内山にプロ入り初の満塁本塁打を食らった。

 左翼席の上段で傘が揺れる。プロ初の7連打を浴び、自己ワーストの6失点。6月13日・楽天戦以来、約1カ月ぶりの黒星となる3敗目を喫した。「取るべきアウトを取ることができずに、相手の勢いを止めることができませんでした。序盤で大量失点を許してしまい申し訳ないです」。この日ばかりは反省するしかなかった。

 悔しそうにベンチへ下がると、ゲリラ豪雨が襲った。試合開始直後から雷鳴が響き、上空は真っ暗。マウンドにもシートが敷かれ、ベンチで心配そうに見つめた。50分の中断の末に試合再開。結局、ここで降板となった。これまでの貢献度を考えれば、責めることはできない。虎のエースなら、次は必ずやり返してくれる。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス