阪神・才木 巨人戦31回無失点 5回91球降板に「申し訳ない」も宿敵に6連勝 通算対戦防御率1・93

 「阪神2-1巨人」(1日、甲子園球場)

 無敵の右腕がまた勝った。阪神・才木浩人投手(26)がスコアボードに5つのゼロを並べ、巨人戦は31イニング連続無失点で自身6連勝。「粘りながらでしたけど。とりあえずゼロでいけたのは良かった」。少しの悔しさも残しながら、踏ん張って今季6勝目をつかんだ。

 最大のピンチは2点リードの四回。先頭の泉口の中前打などで1死満塁。ここでギアをさらに入れた。坂本は低めに丁寧に球を投じ、フォークで空振り三振。続く岸田は150キロ直球でバットを折って遊飛に打ち取った。観客から大歓声が送られる中、才木は冷静にベンチへ戻った。

 初回から毎回走者を背負う苦しい展開だったが、要所を締める粘りの投球で5回を5安打無失点。これで巨人戦は通算21試合で12勝4敗、防御率1・93とまたも相性の良さを発揮した。

 それでも91球と球数がかさみ、「自分の中では余力はあったので、あと2イニングぐらいはいきたかったですけど、そこは監督とコーチの判断なので。中継ぎに負担をかけて申し訳ない」と目線を落とした。

 ただ、勝っても反省を忘れず、前向きに振り返るところも才木の長所。「ファウルで粘られたり、ちょっと決めきらないところとか、ヒット打たれたりとかあったけど、すんなりいけたから良かった。次回は長いイニングを任せてもらえる投球ができるように」。まだシーズンを折り返したばかり。ここから勝ち星を積み上げていく。

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