阪神・佐藤輝 レジェンドの前で先制V打 共通点は誕生日!バース氏からエール「頑張れよ。いい誕生日だ」
「阪神2-1巨人」(1日、甲子園球場)
終わってみれば、チームの安打数は2本差で負けていた。勝敗を決したのは勝負強さ。阪神・佐藤輝明内野手(26)が決勝点をたたき出した。「先制点を取りたかったんで、どんどん積極的にいきました」。まだ空も明るい初回から鮮やかな先制劇。7月に突入し、本格的な夏の暑さとなった聖地をバットで熱くした。
初回2死二塁。フルカウントから西舘の内角カットボールにうまく反応した。「ちょっと詰まっていたんですけど、いいところに飛んでくれたかなと思います」。パワーで右翼線に運び、二塁上でポンポンッと拍手。貴重な先制打で打点トップの森下に一時は1差に迫る、51打点とした。
この日は球宴のファン投票の最終結果が発表され、三塁手部門で選出された。2年ぶり4度目の出場。「スターが集まる場所。お祭り」と表現した。佐藤輝にとってスター選手とは。「その選手が出ていたら見たくなるような。どんな試合展開であっても、その選手がいるから見たいと思ってもらえる選手がスターじゃないですか」。虎の4番は間違いなく、スター街道を歩んでいる。
試合前にはバース氏とも言葉を交わした。共通点は3月13日生まれ。「頑張れよ。いい誕生日だ」とエールを送ってもらい、試合も見守ってくれた。そして、今年は本塁打王という、最高の共通点をつかみ取ろうとしている。
同期入団の石井も復活した。春季キャンプでは同期会を開催し、結束力も強い。「本当によく帰ってきたなと思います。また一緒に頑張っていけたらなと思います」。再び同じグラウンドに立てたことを喜んだ。
暑さが厳しくなっても7試合連続安打と好調は続く。ファンも偉大な先輩たちも、佐藤輝の目の前の一打席に注目している。「もっと点を取って楽に勝てるように頑張っていきたい」。こんなもんじゃない。まだまだ期待に応えてみせる。
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