阪神・村上 魔の七回に痛恨2被弾 3点差追いつかれ「悔しい」 5月30日以来白星なし
「ヤクルト4-3阪神」(27日、神宮球場)
消えゆく白球をぼうぜんと見つめるしかなかった。阪神・村上頌樹投手(27)が燕打線につかまり、7回8安打3失点。「みんなが作ってくれたリードを守ることができずに悔しい」。リーグ戦再開初戦の先発を任された右腕は、得意の神宮で粘りきれなかった。
3点リードの七回だった。1死から並木に高めに浮いた直球を捉えられ、左翼席へソロを被弾。さらに2死一塁からはオスナに左翼席への同点2ランを浴びた。今季初の1試合2被弾。「ボール先行ですんなりといくイニングを作る事ができなかったことが、七回の巡りにつながってしまった」。今季初の七回以降の失点。マウンド上で呆然とした表情を浮かべた。
ただ、六回までは2度の満塁を無失点で切り抜けた。2点リードの四回2死満塁は、伊藤を高めのカーブで中飛に仕留める。五回1死満塁ではオスナを146キロの高め直球で二飛に仕留めると、続く宮本は外角低めへツーシームを投げきり二ゴロとした。
藤川監督は「こういう時もあるだろうし、また次の登板に向かってやってくれればと思います」とうなずいた。
2年ぶりの神宮での登板だった。2023年は3試合で3勝0敗、防御率0・86だったが、好相性を生かせなかった。5月30日・広島戦から白星が遠のいているが。「いつも通り調整したいと思います」。次こそ勝利をつかみ取る。
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