阪神・坂本の巧みなリードが導いたデュープの好投 「相手の狙いをうまく外した球種選択が光った」 評論家の視点

 「日本ハム1-7阪神」(5日、エスコンフィールド)

 阪神は効果的に得点を重ねて快勝。交流戦開幕カードで勝ち越し、貯金を今季最多タイの11に戻した。

 先発のデュプランティエが来日最多の112球を投げて、七回途中までこれも来日最多の12奪三振で2安打無失点の好投。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏は球威、変化球のキレの良さをたたえつつ、「バッテリーを組んだ坂本の打者の打ち気をそらす巧みなリードが光った」と配球面を高く評価した。

 デュプランティエは初回、先頭の石井に中前打を許し、続く清宮幸をカーブで空振り三振に仕留めた後、レイエスに変化球を左前に運ばれた。岡氏は「最初の打者3人の反応を見て、『日本ハムは変化球を狙っているのか』という印象を受けた」としつつ、「坂本もそう感じたのか、群司、浅間には変化球をうまく見せて、いずれも真っすぐで空振り三振を奪った」と相手の狙いを察知し、見事に対応したリードをたたえた。

 さらに「真っすぐはいつも通り力があったけど、結構逆球もあったし、コースにしっかりと決まっているというよりも、適度に散らばっている印象だった」とした上で、「そうした真っすぐの状態の中で、12三振のうち4つが見逃し三振。いずれもカーブで奪った五回の万波、六回の石井の見逃し三振に象徴されるように、坂本は相手の狙いをうまく外した球種を選択できていた。彼の巧みなリードが導いたデュプランティエの好投、と言ってもいい」と手放しで称賛した。

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