阪神・大山 虎の背番号「3」が3号決勝弾! 10戦ぶり一発「しっかり自分のスイングができました」
「日本ハム0-1阪神」(3日、エスコンフィールド)
息の詰まるような両軍のゼロ行進を一振りで変えた。交流戦の開幕にふさわしい、セ・パの首位同士の対決。阪神・大山が試合を決めた。「才木が頑張って投げてくれていたので何とか先制したいと思っていました」。最終スコアは1-0。エスコンフィールドでの虎1号で決着をつけた。
ハイライトは両軍無得点の六回無死。代わったばかりの玉井を打ち砕いた。147キロの直球をガツン。弾丸ライナーは中堅左のフェンス最上部に当たり、そのまま消えていった。5月22日の巨人戦(甲子園)以来、10試合ぶり、45打席ぶりの3号ソロ。22年には10打数7安打で打率・700、4本塁打、7打点の“日本ハムキラー”。久しぶりの一発に北広島の虎党も沸き上がった。
この日は長嶋茂雄さんが天国へと旅立った。現役時代は栄光の背番号3で巨人軍を引っ張り、数々の伝説を残してきた。今の猛虎打線で支柱となっているのが背番号3の大山。「しっかり自分のスイングができましたし、いい結果につながって良かったです」。何かに導かれるように、北の大地でアーチを描いた。
二、四回にも先頭で安打を放ち、今季3度目の猛打賞。八回には四球も選んだ。「なかなか戦わない投手だけど、しっかり準備をして入りました」。相手先発の古林睿煬が三回途中でアクシデント降板し、いずれも違う投手との対戦となったが、全打席で結果を残した。
打率も・251まで上がってきた。本塁打も3本目だが、勝ち越し、逆転、そして先制弾とここぞでの一発が光る。「明日も全員で戦っていくだけ」。交流戦でもスタイルは変わらない。勝利に向かって、ただ突き進んでいく。
◆「長嶋茂雄DAY」にも… 大山は、「長嶋茂雄DAY」と銘打たれて開催された2024年5月3日・巨人戦でも本塁打。チームは敗れたものの、大山は二回に2号ソロ、八回に3号ソロを放っていた。
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