阪神・村上 奮投0封!7勝目逃すも切り抜けた4度のピンチ 「1点もやるつもりはなかった」

 「中日0-3阪神」(23日、バンテリンドーム)

 ピンチを切り抜けるたびに叫び、阪神・村上頌樹投手(26)はマウンド上で吠(ほ)えた。数えること4度。110球の粘投で7回を投げ、6安打を許しながら無失点に抑えた。両リーグトップの7勝目はならなかったが、3時間58分の激戦を導いたエースの“序章”。ホームを守り切った。

 「点を取られなかったというのが、つながって勝てたと思う。ピンチをしのげてよかったです」

 最大のピンチは0-0で迎えた五回だ。先頭のカリステ、高橋周に連打を浴び無死一、三塁を背負った。絶体絶命のピンチに内野も1点OKの中間守備。だが、村上は「1点もやるつもりはなかった」と胸に秘め、打席の宇佐見と対した。3-1から5球目。内角低めの直球で遊飛に斬った。

 「誠志郎さんと輝(佐藤)がうまくやってくれた」と、ここで中日の走塁ミスにも助けられ、無失点で切り抜けると六回も粘った。「なかなか点も入っていなかったので、1点でもしんどいと思っていた」と、ギア上げて1死三塁のピンチで無失点。得点圏に4度、走者を背負いながらの粘投。勝ち星こそ逃したが、エースの気迫をマウンドで体現した。

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