阪神のジョン・デュプランティエ投手（３０）が２１日、先発する２２日の巨人戦（甲子園）で完封を目標に掲げた。２０日の同戦では才木が９回を一人で投げ抜いて０封。「彼が昨日やったこと（完封）を楽しんでやりたい」と意気込みを語る。警戒したのはキャベッジだ。

　「いい打者だね。パワーもあるし、初球からストライクを取って、次に２ストライクを取って、そこまでに相手を打ち取ることができればベスト。自分の投球を一球、一球、集中していきたい」

　相手４番との対戦を脳裏に描きながら、早いカウントから勝負するプランを描いた。巨人戦は２度目の登板。前回４月２６日の対戦（甲子園）では、勝敗は付かなかったが５回４安打２失点に抑えた。「カウントを有利に進めて、ストライクゾーンに強い球を投げていくよ」。伝統の一戦での“初勝利”を強く求める。

　この日は強めのキャッチボールなどで調整した。今季は５試合の登板で、１勝１敗ながら防御率１・００。本拠地でも３試合で同１・１３と安定感が光る。「才木投手からはたくさん得られることがあった。体の状態もいいね。準備はできているよ」とデュプランティエ。来日２勝目は完封で狙う。