阪神・ヘルナンデス 再昇格アピール弾 直近5戦3発「いつ1軍に呼ばれても自分の100%を出すだけ」
「ウエスタン、中日7-5阪神」(16日、ナゴヤ球場)
すさまじい打球音とともにナゴヤの空に高々と花火が打ち上がった。阪神のラモン・ヘルナンデス内野手(29)が今季3号となる左越え2ラン。自らのバットでチームを鼓舞した。
2点を追う四回無死一塁。先発・岡田が投じた内角直球を振り抜いた。打球速度175キロの勢いそのままに左翼フェンス上の防護ネットへ吸い込まれた。「打った瞬間に良かったと思ったよ。練習でやってきたことが試合でもできたね」と手応え。助っ人の見事な一発に、ナゴヤに駆けつけた虎党からは愛称である「モーチョ!」の声が上がった。
さらに五回2死一塁で左翼線に適時二塁打を放つなど、4打数2安打3打点の大暴れ。「チームのために100%の力を出そうと思っているよ」と1軍再昇格へ猛アピールを見せた。
この日の試合前までは打率・195と慣れない日本の野球に苦戦していたが、直近5試合で3本塁打と上昇中。「やっと結果が出てきたよ。ずっと自分に自信は持っていたんだ」。快音が聞こえない日々が続いても諦めない精神力が結実した。「いつ1軍に呼ばれても自分の100%を出すだけ」とさらなる高みを目指す。
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