阪神・高寺「ここから本当のスタート」プロ初弾から早くも切り替え 22年CSでの苦い思い出ハマスタへ「頑張ります」
阪神の高寺望夢内野手(22)が14日、苦い思い出の横浜スタジアムでも安打を放つと誓った。13日のDeNA戦(H新潟)でプロ初本塁打を放った若虎にとって、次の目標はレギュラー奪取。この勢いのまま、巡ってきたチャンスを手放すわけにはいかない。
午前9時、新潟駅にはスッキリとした表情の高寺がいた。「普通に寝ました」。大興奮の同点弾を打ち、4時間超えの熱戦から約11時間後。もう次の戦いに向けて、動き出していた。「変わらずにしっかり準備をして、やれたらいいと思います」。ここからが本当のスタート。横浜は思い出の地でもある。
「CSですね」
そうポツリとつぶやいたが、振り返ったのは22年10月9日のCSファーストS・DeNA戦(横浜)。“矢野チルドレン”としてプロ初安打を記録し、大事な短期決戦の2戦目で先発起用された。当時19歳。CSにおいて、10代野手では史上初のスタメン抜てきだった。ただ、2打席連続三振。3打席目には代打を送られ、期待に応えることはできなかった。
成長した姿を見せるにはもってこいの場所。「ここからが本当のスタートなので。ハマスタで打てるように頑張ります」。13日の試合後には祝福のメッセージが届きまくった。「見てくれているということなのでうれしいです」。本塁打だけでは終わらない。まだまだ打って、打ちまくる。
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