阪神・大竹 鬼門破れず「取られても2点までだった」今季初先発も5回3失点

 「中日3-2阪神」(1日、バンテリンドーム)

 悔しいマウンドになった。今季初先発となった阪神・大竹は5回3失点で敗戦投手に。これでバンテリンドームでは通算4戦で0勝3敗と鬼門になっている。「先頭を出すことが多く、なかなか自分のペースというわけにはいかなかった」と表情はさえなかった。

 中盤に崩れた。味方が先制した直後の四回、先頭からの4連打であっさり逆転を許す。再び同点となった五回は2死一、三塁から挟殺プレーの間に決勝点を献上した。「あそこも一、三塁を作ってしまったことがよくなかった。今日は取られても2点までだった」と唇をかんだ。

 やっとの今季初登板だった。左腕は2月のキャンプ後半に下肢の張りでチームを離脱。調整が遅れていたが、開幕から約1カ月で戻ってきた。「落ち込んでいる暇もない。次勝てるようにやっていくしかない」と前を向いた。

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