「3・11」から14年 阪神・山田「元気良くハツラツとプレーする姿を」 当時5歳、仙台の実家で被災

 打撃練習する山田
 打撃練習する山田
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 「教育リーグ、中日(降雨中止)阪神」(11日、ナゴヤ球場)

 東日本大震災の発生から14年を迎え、阪神の高卒2年目・山田脩也内野手(19)が思いを語った。5歳の時に仙台市の実家で被災。家族とともに避難し、水道やガスが使えない生活も経験した。

 「あっという間だなと感じます。でも、まだ復興していないところもある。自分は野球でしか恩返しすることができないので、ヒットを打つこともそうですけど、元気良くハツラツとプレーする姿を見ていただいて、いろんな人に勇気を与えられれば」

 今春キャンプは主力がそろう宜野座組に帯同したが、「打球、スイング、(投手の)球、体幹、いろんな強さを感じました。まだまだ足りないなと」と1軍との差を実感。現在は、簡単なミスをしないよう堅実な守備を磨くとともに、打撃ではタイミングの取り方にこだわっているという。

 「自分がタイミングをとりやすいフォームで、どうやって打ちにいけるか。バットの入れ方とか、いろんな選手の映像を見ながら『自分と違うことはなんだろう』とか『良いバッターの共通点はなんだろうな』と、すごい考えてやっています。それを一つ一つ意識しながらバッティング練習をしています」と日々研究を重ねている。

 この日は試合が中止となったため、室内練習場で汗を流した。故郷に勇姿を届けるためにも、成長を続けていく。

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