阪神・工藤ホロ苦 支配下昇格後初登板も適時打浴びた 藤川監督は評価「非常に良い練習になったんじゃないかと」
「オープン戦、阪神4-5DeNA」(8日、甲子園球場)
名前がコールされた瞬間、割れんばかりの歓声が甲子園に響き渡った。阪神・工藤(四国ILp徳島)が前日7日の支配下選手登録後、初のマウンドで剛腕をうならせた。
八回2死三塁。藤川監督から「経験させたくて」と送り出された。新しい背番号24のユニホームが届いておらず、これまで背負った127でマウンドへ。山本に対しては全て150キロを超える直球で押したが、5球目の高め直球を捉えられて右前適時打を浴びた。「インハイの真っすぐのサインが出て、投げきれなかった。技術不足だった」と悔やんだ。
だが、その後は切り替えた。続く代打・知野は直球とフォークで追い込み、5球目のフォークで空を切らせた。「引きずらないように。フォークは三振を狙った」とほっとした表情を見せた。
走者はかえしたものの、藤川監督は右腕を評価。「非常に良い練習になったんじゃないかと。精度も高くて良かった」。イニング途中のピンチで、堂々としたマウンドさばきを見せた右腕に賛辞を贈った。「結果を残し続ける。謙虚に頑張っていきたい」。剛腕ルーキーは開幕1軍を目標に腕を振る。
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